文学サロンと太陽のサーカス
タイトルの「太陽のサーカス」とはシルク・ドゥ・ソレイユの日本語直訳です。
先週は『芦屋文学サロン』と『シルク・ドゥ・ソレイユ』に出掛けて大いに刺激を受けました。
『芦屋文学サロン』は「上流階級~富久丸百貨店外商部~」の著者、高殿円さんの講演。題目は「芦屋を舞台の小説がたくさん書ける理由」です。
友人に「上流階級」を薦められて、その爽快なストーリーにすっかり作品のファンになりました。私は知らなかったのですが「上流階級」の他にもドラマや映画・舞台化された作品もあり、そこからファンになられた方もたくさんいらっしゃると思います。そのような人気作家に生で、しかもなかなかの至近距離でお話が聞けることにまず感激。生まれ育ちも神戸、現在は芦屋在住。会場には自転車で来られたそうで、とてもフランクそうな方でした。
何とか芦屋を盛り上げたい!と思っているところ、在原業平と芦屋はゆかりがあることを突き止めた。在原業平といえば、伊勢物語、後世の源氏物語・光源氏のモデルではないかと推測される元祖イケメン(&プレイボーイ)。これは大河ドラマになるぞ!誘致だ!と、リサーチ内容やそこから導き出したストーリーを語ってくださいました。そのテンポの良さや説得力、ストーリー展開はさすがで、一気に引き込まれました。
木曜日はシルク・ドゥ・ソレイユのプレオープン公演へ。
2020年新型コロナの影響で興行中止、ほとんどの従業員を解雇、事実上経営破綻、と非常に残念なニュースがありましたが、翌年から再建に乗り出し、今回は2018年以来5年ぶりの日本公演です。
身の回りでは行動制限やマスク着用の緩和など変化はありましたが、こうやって世界的なショーを生で観るというのはポストコロナだなぁと実感しました。
王を失くし、かつての輝きを失った王国。保守的な古い秩序と変化・希望を求める若い世代との間で勢力争いに揺れ動いている。かつて王に仕えていた道化師が不器用な柄にも王位を継承したかのようにふるまう。力のバランスを変えようと若者たちが町の中から立ち上がり、やがて彼らの国に光と調和をもたらす。
-ALEGRIA HPより
衣装もアクロバットも素晴らしかったです。また生演奏と知ってびっくり!
”ショー”の演者は細身でしなやかな肉体というイメージがありましたが、女性でもしっかり鍛えたいわゆる筋肉質なのにも驚きました。そこにも力強さを感じて、地球にいる皆で新しい時代を切り開いていくんだというメッセージにも思えました。
高殿円さんの徹底的なリサーチ、シルク・ドゥ・ソレイユのトレーニングや健康管理といった、華やかさのベースにあるたゆまぬ努力の積み重ねにひたすら感服。
そんな見えないプロフェッショナルな部分にこそ、大いに感動する私です。
アン・ミカさんも言っているように、アレグリアを見た後は「何でもできそうな気がする」(同感!)良いエネルギー頂いたなぁ。(⁎˃ᴗ˂⁎)
You just can't beat the person who never gives up.
- Babe Ruth