立ち寄り散歩 1dayパス・播磨~須磨
播磨~須磨へのんびり散歩に行ってきました。
最初の目的地は「播磨サイクリングロード・浜の散歩道」。およそ8km続く海沿いの散歩道です。
阪神三宮から乗り入れの山陽電車で降り立ったのは江井ヶ島駅。快速と普通を乗り継いでわずか30分ほどですが、のんびりした雰囲気があってうんと遠くに来た気分。
ミスターDの事前調査によると、奈良時代、港に巨大なエイが2匹入り込み村人が困っていたところ、行基がエイにお酒を飲ませるとエイが喜んで帰っていった。それを由来に「エイガシマ」と呼ばれるようになったとか(諸説あり)。行基って、我が家の奈良時代ブームの時にチラホラ出てきたな。仏教を説いて歩き様々な社会事業を指導した、と読んだ記憶。こんなところにも来てたのね。
江井ヶ島駅から少し歩くと趣のある建物が見えました。正面に向かうと「太陽酒造」という蔵元でした。
創業1839年(天保10年)、昔ながらの手作りで「無濾過生原酒」を醸造されています。
無濾過生原酒ーつまり加水や濾過を一切しないーので大変濃厚な飲み口なのだそうです。
特に目を引いたのは「生酛 太陽」。お米は兵庫県産、幻の酒米「野条穂」。多くの生酛は酵母を添加しているそうですが、こちらは無添加。木造の蔵(明治25年建築)に生息する酵母だけを培養して酛を造るそうで、江戸時代からの製法なのだそうです。
これから長いお散歩だけど、そそられて購入しました。(重いから720㎖ね)
まもなく浜の散歩道に出ました。透明度が高く、ブルーのグラデーションがキレイ!
神戸は海が近くてとても身近だけど、私の生活圏にある海は港だったり護岸されてる場所がほとんど。「寄せては返す波」を見ると、青春時代の福岡の海を思い出してテンション上がるぅ。あぁ、ココロ開放~!
他愛もない話をしながらのーんびり歩き、時々、一人立ち止まって全身で波音を受ける。波の音ってどうしてこんなに癒しなんだろう。穏やかで優しい時間に心が満ちました。
江井ヶ島では人はまばらでしたが、進むにつれサイクリングやジョギング、SUP、釣り、上半身裸で大の字に寝ている人、ウエットスーツ姿の人などが見られました。さらに進んで終点の明石に近くなると、BBQを楽しむ家族やグループがたくさん。それぞれの休日スタイルがあって、いいものですね。
次に山陽電車に乗って須磨浦公園へ。桜のシーズンに友人が山上遊園で撮った写真が(桜と下に広がる砂浜、海、神戸の街から続く山が1枚に収まっており)とってもキレイで、一度行きたいなと思っていたところ。レトロで乗り心地が悪い、カーレーターも有名です。
そこから須磨まで1駅電車に乗って潮干狩りの会場を横目に須磨海岸を少し歩き、人気の唐揚げ店で夜ごはん用に調達。再び電車にのって湊川市場へ。お目当ては、食べ出したら止まらない「神戸 豆福」の詰め合わせ。お店は開いていたけどいつもの台が出ていなくて、聞くと清掃日とのことで購入できず残念でした。
今回は『1dayチケット』を使いました。電車の乗り降りが多かったので、本来であればいくらだったのか調べたところ、ひとり5,210円。『1dayチケット』には須磨浦山上遊園のロープウェイやカーレーター代も込みで1,150円なので、なんと一人4,000円ほど浮いたことになります。びっくり(⦿_⦿)
太陽酒造でもう一本買っておけばよかったかなぁ。
今日の歩数は28,834でした。ゆっくりのんびり一緒に歩いた一日、幸せがジワる。(⁎˃ᴗ˂⁎)