パワー! 2度目の奈良トリップ
奈良と歴史にハマり気味のミスターDと、2度目の奈良トリップ。今回は薬師寺・唐招提寺のコースです。
まずは薬師寺です。
訪れたのは6月、蓮の花が咲き始める時期でした。仏教では極楽浄土に咲く花とされ、仏具の模様によく描かれるのだそうです。
どこか控え目で儚げながらも凛とした姿に仏具のイメージも相まって、見透かされているような、お利口さんにしなければピシッと叱られそうな気がして、これまで蓮の花を近くで見ることはありませんでした。
昨年たまたまYouTubeで「蓮の花の修行」という動画を見ました。確か斎藤ひとりさんの講演だと思います。蓮の花は泥の中からすっくと芽を伸ばし、まったく汚れのない茎にきれいな花を咲かせる。「どんなに世の中や自分が置かれた状況が泥のようであっても、不平不満などに染まることなくきれいな花を咲かせるんだよ、蓮の花の修行だよ」というもので、深く胸に刺さりました。
そんなこともあって、喜んで観察。思いもよらずちょうどのシーズンでたくさん見ることが出来て感激しました。
蓮の花や悠久の歴史ある伽藍(がらん)を眺めつつ広い境内を歩いていると、大きなものに包まれている感じがして、心が安らぐというか全てがありがたいなぁという気持ちになりました。
玄奘三蔵院伽藍には玄奘三蔵(”三蔵法師”)のご頂骨(頭部の遺骨)が納められています。三蔵法師といえば西遊記。これは『大唐西域記』を基にしたフィクションだそうですが、玄奘三蔵は実在の僧で、日本で多く読まれている般若心経は玄奘三蔵の翻訳であると初めて知りました。
続いてはバスに乗って唐招提寺へ。
唐招提寺は鑑真大和上が戒律を学ぶ人たちのために開いた修行の道場。世界遺産です。
写真に収めることはできませんが、盧舎那仏座像や薬師如来立像、弥勒如来坐像、鑑真和上座像などの国宝や重要文化財もたくさんあり、見ごたえたっぷりです。
平日とあって人が少なく、ゆっくり堪能することができました。
入り口でせんとくんと記念撮影をして屋上の展望台へ。
再びバスにのり正倉院へ。なんと公開は午後3時までで参観できず、広い敷地をのんびり歩きました。
奈良はひとつひとつのスポットが広大で緑が多く静か、時間がゆっくり流れているように感じます。
同じ古都でも京都と違った味わいです。
次回は法隆寺方面に行く予定。予習しなくっちゃ。
薬師寺中門の二天王像のひとつ。このポーズは・・・!
パワー!(なかやまきんに君風)