手放すバランス
お天気も良く気持ち良い年明け。ミスターDと2人、穏やかな一日を過ごしています。
実家は関東・九州と離れており老犬もいましたので、帰省はせずにゆっくり過ごすのがお決まりのパターンになりました。
お互いの家族や親族が集うこともなく静かなもの。
帰省しない事を選んでいるとは言え、初詣で賑やかな家族連れを見ると少し胸が痛んだりして。
そんな中に届く年賀状は、友人が訪ねて来たような気持ちにさせてくれ、嬉しいものです。
私は小学生の頃から気合いを入れて年賀状を作るタイプでした。イモ版やスタンプ、プリントごっこ、自作の消しゴムハンコ、貼り絵、乾いたらキラキラが残るチューブ式のインク、絵の具を吹いてマーブル模様にしたり、時には羊に見立てて毛糸を貼り付ける事もありました。
愛犬が来てからは(いつでも一緒、職場に連れて行っていた事もあって)差出人の名前は愛犬との連名、名前の横に吹き出しコメントを付けた愛犬の写真を添えるのが定番で、いつしかほとんどの宛名は私と愛犬名で届くようになりました。
2020年のクリスマスに愛犬が19歳2ヶ月で旅立ち、2年間、年賀状を出す気にならず放置。
物だけでなく、今までの当たり前も断捨離したい!と思っていた事もあって、年賀状じまいはいつも候補の一つでした。
だけどメルアドも知らず、ずっと会えていない古い友人知人とは本当に繋がりが途絶えてしまう。遠方在住、街でバッタリなんて機会がない私には、なかなか踏ん切りがつかないー!モヤモヤ ヾ(。>﹏<。)ノ
お休み中の2年間、連名で届く年賀状がしんどくて、さっと目を通してしまい込んでいました。2年目には掴んだ感じで明らかに枚数が減って、寂しいやら、私宛の1枚でも負担が減ったと感じた人もいただろうとホッとすると同時に、年賀状じまいのつもりではなかった、フェードアウトは嫌だという気持ちが日に日に強くなりました。それでかえってご迷惑かも知れないけれど、2年目に届かなかった方へはおしまいにする事にしてご挨拶、変わらず頂いた方へは再開の内容で送ることにしました。
気合いを入れて作るタイプゆえ、好きなんでしょうけど案外、サクッと出来ずに大変!
だけど特に今年は長年ありがとうと、変わらずありがとうの気持ちに包まれてジンときました。
ハイ、面倒くさいヤツです😂
以前は続けるか止めるかの2択しかありませんでした。そうでなければ断捨離にならないと思っていたのです。
お休みを経て、先方の都合をある意味確認できたのは良かったですし、きちんと挨拶をする自分にも気持ちがスッキリしました。この爽快感、一部終了もありなのですね。
そして年賀状の良さも改めて感じました。
デザインを考える時に浮かぶ一年の振り返りや新しい年への気持ち、一筆書きで相手を想う時間、積み重なった年数。ゆっくり感が優しい気持ちにさせてくれます。
もちろんライン派も肯定です。直ぐに会話に繋がるのはラインならでは。「今」を共有出来るのは楽しいですよね。
断捨離は引き続き今年のテーマのひとつですが、自分が心地よいペースで実行していくのが大切だと身に沁みました。