無題
明日は仕事始めです。1日行ったら三連休。気持ちの余裕が全然ちがいますね。
12月に冬期休暇のスケジュールが公表された時は、12/29を終業日にして1/6をお休みにしてくれたらいいのに・・と思っていましたが、お正月モードを一旦リセットしてすぐ3連休というのは、休みの過ごし方にメリハリがつくので良かったかな。
年末は急に決意した年賀状書きで、前年に頂いた方の確認や住所録の整理など予想外に時間がかかりましたがケジメがついてスッキリ。他にはミスターDと「軽い運動したみたいー」なんて言いながらお笑い番組にヒーヒー笑ったり、ずっと決断出来なかったコートなど嵩のある衣類を勢いで処分して心が軽くなりました。
華やかな事は一つもありませんが、年賀状も衣類処分も2021年末には出来なかった事。2021年末の記憶が全く無くて、感覚を思い出したというか1年取り戻した気がしています。
年始はブログにある通り。そう、今年になって連続して投稿しています。ふが!
どこまで続くか分からないけれど、やるだけやりたい。今年のチャレンジのひとつです。
明日からいよいよ日常がスタート。当たり前の中にも感謝を見つけて、日々自分を出し切りたいと思います。
今日は早めに切り上げ😗 お休みなさい。
新年から腕組みする私
例年、初詣は三社参りー3つの神社を参拝ーします。福岡育ちで何の疑問もなかったので、三社参りが全国的ではないと知った時はびっくりしました。
氏神様は元日にお詣りしたので、今日は2つ、湊川神社と生田神社に行ってきました。
湊川神社はおみくじの(またか!笑)文言がとっても分かりやすくて響くことが多く、私にとっては特別感のある神社です。毎年ドキドキ。就活中など迷いがあった時にもよく行きました。お正月は特に参拝者も多く、広い敷地の塀伝いにぐるりと長蛇の列ができます。今年は三が日を過ぎていたからか驚くほど落ち着いており、露店もまばらでブルーシートをかけたお店まであり、どこか淋しいものがありました。
並ぶことなく本殿に向かい手を合わせ、昨年難なく過ごせたことへ心からの感謝を伝えていよいよおみくじへ・・・
笑顔が素敵な巫女さんのところへ行くと、目の前には4つの箱が。しばし悩んで右から2番目の箱から引きました。巫女さんがにっこり笑って「うふ。たくさんあるところから引くのがいいですよね ( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )」と、握りしめる私に声をかけてくれました。
いい感じ!この調子!と思いつつ開くと・・・
11月に人生初、3日前に2度目、そして今日!凶!
これ、もうクリアでしょう!
めちゃくちゃ暗ーくなりました。しばらく回りがモノクロ静止画になった感じ。氏神様の宮司様に言われた通り、今が底!これ以下には行かない!と何度も自分に言い聞かせました。
才能はなくとも人格は備えるべし
「才能はなくとも」というのがちょっと笑える。心当たりあるから!さすが私を見抜いていらっしゃる。
そこから生田神社までぶらぶら歩いたのですが、ミスターDに「人格を備えるってどうしたらいいの?」と聞いてみたら「仏門に入る」とブーメラン回答。期待していたのとなんか違うー!奇想天外!笑
途中途中で「ねぇねぇ、3回連続ってすごくない?」と言い過ぎたかな。
生田神社では参拝だけにしました。
それにしても何事にも意味付けをして、難しく、深刻に考えてしまう私は腕組み+頭ぐるぐるです。
要らぬことまで考えてしまうので、ここはひとつ、思い切った気分転換を投入しよう。
♪'cause when you worry your face will frown
and that will bring everybody down
So don't worry, be happy
Don't worry, be happy NOW!
いつ聴いても良い意味で力抜ける。
Thanks Bobby!
目標ラバー
毎年「今年の目標」を設定しています。手帳を使っていた頃は、凝りに凝ってラミネート加工して手帳に挟み、持ち歩いていました。
ここ2年程はコレという文言に落とし込めず、ふわっとしたイメージのままでした。愛犬の事やコロナの閉塞感で気が乗らなかったのでしょう。
年末の大掃除で、昔の手帳から目標カード?が出てきました。クサイこと書くなぁと笑っちゃいましたが、同時に上手いことまとめているなぁと感心もしました。新しい1年へのキラキラした希望が満ちていて、過去の自分に触発されました。
数年分あったのですが、言い回しや構成は違えど、大枠ではほぼ同じ??毎年うんと考えていたけど、自分の在りたい姿や人生の優先事項や信念みたいなものは何となく定まっているんだなぁと輪郭を見つけた感触。クリアに表現出来るまで落とし込みたいな。
(まだ時間要るの?いい加減にしろー!もう50+だぞぉー!とは心の声) 笑 (。・ω・。)
今年の目標は11月下旬あたりからぼんやり考え始めていました。職場に息苦しさ(良くも悪くも家族的で、何もかも把握される感じ)があって、自分がキゲン良くいるために付き合い方にビシーッと一線引くという内容がメイン。お人好しの私にしては戦闘モードな感があり、心を強く持ち続ける意識がいるわと若干の緊張感すら漂う内容です。だけどひいては周りにも良い事につながるハズだしと固めつつあったのですが、やはり違和感があるのかピンと来る表現が浮かばないまま年が明けてしまいました。
そして元日。初詣のおみくじに胸をつかれました。
なんと凶だったのです。(°ロ°٥)
そう、11月の勝尾寺で人生初めて引いて2度目。しかもインターバル短いぞ
たまらず宮司さんにもう一度引いても良いものか尋ねました。
「これがメッセージなので受け取る事。不安になったと思うが、これ以上落ちる事は無いと言える。今が底なのだから、愚直に上を向いて進んでいく事。来年(のおみくじで)その結果が分かる。おみくじは持ち帰り、お財布などに入れずに毎日目にする所に置いておく事」とアドバイスいただきました。
おみくじのメッセージは
我が頼みに思うものにそむかれることあり
油断は禁物
身を慎み誠を尽くせば遠からず幸せは訪れる
我が頼みに思うもの、、、
してくれて当然、いてくれて当然、あって当然の諸々かな。
いくつか頭に浮かびましたが、ふと、会社という2文字で止まりました。
一線引く(距離をあける)態度は、この職場ではわがままや気まぐれ、高慢に映りそう。でも何だかんだ言って多めに見て許してくれる人たち。(のはず)
、、、高をくくっているなぁと、これこそピンと来たのです。やっぱり戦闘モードはやめよう。謙虚さに欠けるわ。練り直しだ!
(どんだけーとは心の声)笑 (。・ω・。)
北野散歩
夕方、ふと今日の歩数を見てみると、なんと81!
携帯を置いたままで家の中をウロウロしているとはいえ、きっと数百歩。それはあんまりだわと、運動不足解消にお散歩に出ました。
運動習慣といえば、朝のラジオ体操は2年くらい続けています。手足の先まで意識してするとその日のコンディションが良く分かるし、ほんの数分なのに身体が充分温まって、その後の行動がスムーズになるので気に入っています。
もう少し運動量の多い、願わくば筋力アップ系のトレーニングを習慣化したいところ。
そう思って昨年は、フィットネスクラブに通う同僚に便乗して定期的に行こうとしました。
フィットネスクラブは会社の建物内にあるので行くのに10分もかからない、帰りは車で送ってくれるという究極の環境。それでも実際に行ったのは幻の1回、残業で車同乗が数回(ありがとう!🥹)で立ち消えてしまいました。
何事にも「通う」というのがフィットしないと薄々感じています。我ながら残念。
さてお散歩です。
我が家から一旦坂を下って上るという心臓バクバクコースですが、北野をぐるっと回って来ました。
前世で何かあったかなと思うほどの北野好き。毎度心が喜びます。そんな場所に歩いて行けるなんて幸せこの上ないと毎回新鮮な気持ちで何年も思い続けています。
観光名所の建物も素敵だけど、路地や街路樹、暮らしに溶け込む公園などにむしろ惹かれる私です。
三が日だし夕方遅めだし、人はいないだろうと思っていましたが、観光客らしき家族連れやカップルがチラホラ。
ニット帽にマスク、手ぶらのひとり歩きで怪しげですが、観光客に混じって数枚写真を。毎回、つい撮ってしまいます。
立ち止まったりベンチに腰掛けたり。一人でもすっかりへっちゃらになりました。
小1時間で歩数計は6,485になりました。坂道のアップダウンを加味してマルとしよう。(自分にあまーい!)
手放すバランス
お天気も良く気持ち良い年明け。ミスターDと2人、穏やかな一日を過ごしています。
実家は関東・九州と離れており老犬もいましたので、帰省はせずにゆっくり過ごすのがお決まりのパターンになりました。
お互いの家族や親族が集うこともなく静かなもの。
帰省しない事を選んでいるとは言え、初詣で賑やかな家族連れを見ると少し胸が痛んだりして。
そんな中に届く年賀状は、友人が訪ねて来たような気持ちにさせてくれ、嬉しいものです。
私は小学生の頃から気合いを入れて年賀状を作るタイプでした。イモ版やスタンプ、プリントごっこ、自作の消しゴムハンコ、貼り絵、乾いたらキラキラが残るチューブ式のインク、絵の具を吹いてマーブル模様にしたり、時には羊に見立てて毛糸を貼り付ける事もありました。
愛犬が来てからは(いつでも一緒、職場に連れて行っていた事もあって)差出人の名前は愛犬との連名、名前の横に吹き出しコメントを付けた愛犬の写真を添えるのが定番で、いつしかほとんどの宛名は私と愛犬名で届くようになりました。
2020年のクリスマスに愛犬が19歳2ヶ月で旅立ち、2年間、年賀状を出す気にならず放置。
物だけでなく、今までの当たり前も断捨離したい!と思っていた事もあって、年賀状じまいはいつも候補の一つでした。
だけどメルアドも知らず、ずっと会えていない古い友人知人とは本当に繋がりが途絶えてしまう。遠方在住、街でバッタリなんて機会がない私には、なかなか踏ん切りがつかないー!モヤモヤ ヾ(。>﹏<。)ノ
お休み中の2年間、連名で届く年賀状がしんどくて、さっと目を通してしまい込んでいました。2年目には掴んだ感じで明らかに枚数が減って、寂しいやら、私宛の1枚でも負担が減ったと感じた人もいただろうとホッとすると同時に、年賀状じまいのつもりではなかった、フェードアウトは嫌だという気持ちが日に日に強くなりました。それでかえってご迷惑かも知れないけれど、2年目に届かなかった方へはおしまいにする事にしてご挨拶、変わらず頂いた方へは再開の内容で送ることにしました。
気合いを入れて作るタイプゆえ、好きなんでしょうけど案外、サクッと出来ずに大変!
だけど特に今年は長年ありがとうと、変わらずありがとうの気持ちに包まれてジンときました。
ハイ、面倒くさいヤツです😂
以前は続けるか止めるかの2択しかありませんでした。そうでなければ断捨離にならないと思っていたのです。
お休みを経て、先方の都合をある意味確認できたのは良かったですし、きちんと挨拶をする自分にも気持ちがスッキリしました。この爽快感、一部終了もありなのですね。
そして年賀状の良さも改めて感じました。
デザインを考える時に浮かぶ一年の振り返りや新しい年への気持ち、一筆書きで相手を想う時間、積み重なった年数。ゆっくり感が優しい気持ちにさせてくれます。
もちろんライン派も肯定です。直ぐに会話に繋がるのはラインならでは。「今」を共有出来るのは楽しいですよね。
断捨離は引き続き今年のテーマのひとつですが、自分が心地よいペースで実行していくのが大切だと身に沁みました。
紅葉狩り🍁箕面の滝と勝尾寺
6年越しの思いが叶って、前職の同僚に会う事になりました。Tさんは現在、京都在住。中間あたりの箕面へ紅葉狩りに行きました。(11月12日です💦)
当日、向かっていると、阪急宝塚線で運転見合わせのアナウンス。慌てて連絡を取り合い、ひとまず大阪駅構内のタリーズで落ちあう事になりました。お互いの近況報告であっという間に時間が過ぎ、気が付けば11:00!10時前に箕面着のプランだったので大幅に出遅れましたが、ダイヤ復旧後の混雑も落ち着いて、ゆっくり座って向かうことができました。
駅前で配布されていた『箕面 滝道めぐりマップ』によると、阪急箕面駅から箕面大滝までは2.7km、徒歩40分。
絶好の行楽日和で混雑が気になっていましたが、賑やかながらも思っていたほどではなく、のんびりと自然を満喫しながらのおしゃべり散歩となりました。
駅を出てしばらくは昔懐かしいおみやげ物屋さんやカフェが続きます。もみじの天ぷらが名物で絶対食べようと思っていたのですが、出だしが遅くなったのでまずは滝まで行きましょうということに。
進むにつれて紅葉も色味を増します。
途中でシニアご夫婦に「振り返って見てごらんなさい。川に木が映ってきれいですよ。水鏡と言うけれど、美しい言葉ですね」と話しかけられました。(なんて上品な話し方)
水鏡・・本当に味わいのある言葉です。
ようやく滝に着きました。箕面大滝は『日本の滝百選』に選ばれているそうです。このあたりが色付くのはもう少し先のようでしたが、マイナスイオンで気分爽快。
川べりのレトロな食堂でおにぎり定食をいただき、次の目的地、勝尾寺へ出発!
少し山を登りますが、美しい山の景色に気分上々。
しばらくすると車道にでました。途中、ハイキングのグループが右に曲がって山方面に入っていったので山歩きのコースがあるのかもしれませんが、私たちは標識通りにそのまま車道を進むことにしました。ほぼ平坦です。
写真はありませんが、かなりの長い距離、路駐がありました。後から分かったのですが、今年、勝尾寺の駐車場へは左折侵入が出来ないのだそうです。このルートはまさに勝尾寺は左手になるので、手前で路駐してるのかな。それにしても勝尾寺まではまだまだ距離はありましたが・・・。路駐の人の目的地は不明。
小一時間歩いて、勝尾寺に到着しました。
勝尾寺は勝ち運の寺として信仰され『勝ちダルマ』が有名です。境内のあちこちに奉納されています。
入山し山門をくぐるとお浄め橋があります。橋の下から霧が出ており、何とも幻想的でした。
境内は8万坪と広く、本堂までは緩やかな登りになっています。美しく整備されていますし、空気も澄んでいて心地よい。そしてダルマがとってもかわいくて・・・パチパチ写真を撮ってしまいました。
参拝しておみくじを引きました。ダルマさんの底におみくじが入っています。散々迷って選んだダルマから出てきたものは・・・
凶 Σ(゚ロ゚;)
人生で初めて引きました・・・・・
おみくじ好きで必ず引くし内容もまじめに持ち帰るタイプなので、これまでの気分爽快から一気にモヤモヤ、ソワソワ。何を思って引いたんだっけ?とか思い返そうにも出てこない。散々迷った挙句、もう一度引くことにしました。
次は
大吉 (。・ω・。)
Tさんが「ぎんこさん、ホント引きが強いわー」と笑っていました。凶のメッセージは忘れてしまったのですが、おごることなく謙虚にいようと思いました。
大吉のメッセージにも
『己の現在に満足をおぼえることのできるのは幸福といえる』
とありますし。
もみじの天ぷらと箕面ビールを逃していたので滝まで戻ろうとしましたが、タイムアップ。勝尾寺から千里中央駅までの臨時バス最終便に飛び乗りました。
山道のバスは結構混んでいて1時間ほどかかりました。
千里中央で箕面ビールがあるお店に行き、乾杯。とてもコクのあるクラフトビールですっかりファンになりました。帰宅後、ミスターDに「あれだけもみじの天ぷらといっていたのに食べなかったのー?」と呆れられましたので、他の種類のビールとともにリベンジしたいと思います。
「会うとすぐに昔に戻る」とよく聞きますが、Tさんも私にとってはそんな存在です。
ジャズボーカリストとしてライブをしたり、NHKラジオビジネス英語一本で英語を極めたり保護犬活動されたりと、アクティブで何事も達成する人で私のカンフル剤でした。今はご家族のお世話でライブ活動はお休みとのことですが、自転車旅など新たな楽しみと仕事をバランスよく満喫している様子でやっぱり元気をもらいました。ご家族のお世話は大変なこともあると思うけど、カラッと明るいTさんが変わらずにいてくれて嬉しいな。
True friends are never apart, maybe in distance but never in heart.
- Helen Keller
惜しまれる人
先週でお掃除の方が退職されました。
お掃除の方とは会社がある建物のお掃除をされている方で、ミスターオクレさんを真っ直ぐにして動きをもう少し機敏にした感じ。どこか愛嬌があって温かい目で見てしまう、可愛らしいおじさまです。時々エレベーターでバッタリ居合わせる事がありました。
エレベーターはガラスというか鏡というか、全面深い真鍮色のピカピカした特殊なもので、全部で6基あります。片手にスプレー、もう一方は小さな手でふかふかのクロスをガッシと掴み、軽快に拭き掃除をされていました。エレベーター以外でお見かけしたことはないので、エレベーター担当でいらっしゃったのかもしれません。
フロアまでのわずか1分程では2〜3往復の短いやり取りにしかならないけれど、毎度何とも良い気分になるので、エレベーターが開いて姿が見えるとおみくじで当たりを引いたようでした。
良い気分。。。どんなのがあったかな、書き出してみます。
優しい気持ち、さわやかな気持ち、前向きな気持ち、楽しい気持ち、安心な気持ち、慈しみのような気持ち。
こんなにも色々😌🌸
エレベーターを出る時に得る「良い気分」の正体は、これらが全部合わさったもののようです。
やりとりと言ってもあいさつと、例えば「コロナで除菌が大変ですね」とか「いつもありがとうございます」とか私が一方的に声をかけるもので、お返事は拭き拭きしながら「そうだねー」とか「はーい」といった短いものです。
だけどとにかくハッピーをいただくのです。
今思うと、なんだかいつも楽しそうだし、自然体だからかなぁと分析しています。
私の声掛けに返事だけというのも軽やかで良し。
そうだ、この方は絶対常に一生懸命だと、何故か確信も持てたなぁ。
退職を知ったのは、オフィス受付前で総務の人と話をされているところを通りかかった時でした。オフィスエリアで姿を見るなんてこれまでなく、手には花束があり「えーー、残念ですー」と聞こえてまさか!と。
後から総務に聞きに行くと、その日が最終日で心臓の手術のため2日後から入院されるとのことでした。
御年73歳、勤続30年でいらっしゃったそうです。
震災前の華やかな頃から今日までの、時代や人の移り変わりをここで見て来られたのだなぁ。。。
入社3年目とまだ浅く、たまにしか居合わせない私の存在は、おそらく記憶にないことでしょう。こんなにシミジミしている者がいるなんて、思ってもみないでしょうね。
ガツガツした欲や腐ったところが少しも感じられず、
ひとりでもどこか楽しそうでいて軽やか
状況によって態度がかわることもなく、
常に真摯に取り組んでいる
それって信頼感や感じの良さにつながり、付き合いの長さ・深さに関係なく、すぐ人に伝わるんだなぁと思いました。
「気持ちがよい人」はやはり惜しまれるものですね。
手術の成功とご回復を心からお祈りしています。
Life is like a river. Float with joy and ease.
- Anonymous
秋晴れの海に思う
この1ヶ月ほどタイトスケジュールの案件に追われています。毎日の帰宅が遅くなったとはいえ24時にはお布団に入っており、もっとハードに働いている方々から「ぬるい」と一喝されそうですが、脳が覚醒して芯から休めていないらしく胸の真ん中に鉛の玉がぶら下がっているような倦怠感があります。
これはヘルペス出現のサイン・・・ (私は首にヘルペスの巣があって、これまで何度も大爆発を繰り返してきました。)リポビタンDと早め早めの抗生物質で出現阻止に努めています。
ヘルペスは痛痒くて不快だし、何といってもシミになるから凹みます。首で見えるし・・・
39歳あたりから、ヘルペスを繰り返すようになりました。それまで疲労やストレスはアトピー反応として出ていたのですが、それと引き換えになった感じです。
全身のかゆみに発展しないのはありがたいのですが、倦怠感が半端ない・・・
掃除機も1往復でふーっと息を吐き、休憩する有様です。トホホ
そんな中、仕事で外に出る用事が入りました。デスクに張り付いてやることがたくさんあるし外出はシンプルにしんどいし、私にとって優先順位は高くなかったのですが、一緒に行く同僚の都合もあり渋々行くことに。
重い足取りで出た外は、これ以上ない素晴らしい秋晴れ。海寄りの高速道路は高架で、景色が抜けて気持ちいい!
場所は芦屋浜。芦屋マリーナや潮芦屋ビーチなどがあり、リゾート気分を味わえるエリアです。
これは「思いつめるな、リラックスせよ」という思し召しに違いないと思いました。
都合よく解釈しておめでたい、、かな😗
仕事を済ませて、折角だからと浜の南端にあるパニーニとピザのお店へランチに行くことに。
お向かいの南芦屋浜ベランダ(きれいに護岸された海岸線)の駐車場に車を止めたのですが、眩しい景色に凝り固まったアタマと緊張が一気に緩みました。
平日で誰もおらず静かで、ギラギラ真夏の太陽でない日差しが心地よい。久々だな、こんな時間。
全身で海と空の光りを感じて解放感に浸ることが出来ました。
全てはうまく回っている。
ベストを尽くして、ただ流れに身を任せれば良い。
心からそう感じました。
思いがけず巡ってきた外出と最高のシチュエーションのプチプレゼントに感謝😌✨
心がスーッと軽くなりました。
犬の日によせて
今日は11月1日。ワン・ワン・ワンにかけて犬の日なのだそうです。
愛犬ミニ太は2001年生まれのロングコートチワワ。
2020年クリスマスの日にサンタになって次の任務に向かいました。19歳。病院でも「最高齢だよ」と感心されていたし皆に大往生だねと言われるけれど、どこかで「永遠なはず」と今でも姿を探してしまいます。何か欠けているような感覚がずっと続いています。
ミニ太は私にとって初めてのワンコ。迎え入れたのが偶然にも離婚後間もなくのタイミングで、アトピーや悩みグセのある私の心を十分すぎるほど癒し、満たしてくれました。
18歳になった頃から目が白く濁ってきてシニア感が出ましたが、童顔で16や17歳でも「赤ちゃんですか」と聞かれることが多々ありました。脳内メーカーは「食」が埋め尽くして真ん中にポツンと「寝」がある見事な配置。その通り食いしん坊で、なんでも喜んで食べてくれました。大人になって外科関連でおせわになりましたが、それ以外で病院に行くことはほとんどなく、稀にあったとすればおなかを壊した時くらいでした。
大切に大切に育てたつもりだけれど、こうしておけばよかった、という懺悔の気持ちはぬぐえません。永遠とはいかなくても、20歳は超えられたと思うのです。
大きな反省点は2つ。
①歯磨きの習慣をつけることができなかった
本や病院の先生からも、歯磨きの大切さは知らされていたと思うのですが、なぜだか習慣化できませんでした。歯ブラシや指サック式、クロス(指に巻き付ける)式、お水に混ぜるタイプ、歯磨きガムと色々チャレンジした記憶はあるのですが・・・。
中年期以降に大きな歯石が出来てしまい、取りたいと思った頃には年齢に対する全身麻酔のリスクと天秤にかけることになり、ついには手を付けることができませんでした。
歯周病とは言われなかったけど、口腔ケアは今でこそ常識。後半2~3ヶ月ほど、くるくる回る認知症のような症状があり、きちんと歯磨きできていれば防げたのではないだろうかと思っています。
②おデブちゃんになった
11歳の時に前十字靭帯断裂を経験しました。
日によってケンケン歩きをするようになり、あちこちの病院に連れて行きましたがどこも「加齢と肥満」以上のコメントはありませんでした。確かにぽっちゃり気味だけど、「肥満」というワードはしっくりこず頭に入ってきませんでした。ケンケン歩きの頻度が高くなり、藁をもすがる思いで針治療の病院に連れて行ったところ、紹介状がないと受診できない高度二次診療病院(ネオベッツVRセンター)をご紹介いただき、こちらでは先生が触診するとすぐに「前十字靭帯断裂」と診断されました。
「手術になるけど、その前にダイエットしてみましょう」の言葉に初めてガツンと体重過多を受け入れることが出来ました。なぜ町医者は靭帯断裂とわからなかったのか!としばらく憤っていましたが、原因の「肥満」はどの医者も言われていたなと振り返り、痛い期間を延ばしてしまったと反省。
その後、ダイエットの成果とその期間中に”サポートする筋”のようなものが出来ていたらしく(記憶があいまいです・・・)手術に至らずホッとして大泣きしました。
後年、17歳で会陰ヘルニアと18歳からお散歩は車いすになりました。
会陰ヘルニアは去勢手術を済ませていると本来ならないのだそうですが、ミニ太は右のお尻の筋肉がペラペラになっていて発症しているとのことでした。
右側といえば、前十字靭帯が切れた脚です。ダイエット後、走り回るまでなっていたけど、すっかり元通りではなかった。多少左足でかばっていたのでしょう・・・。それからは便をやわらかくする「ラクツロース」を服用することになりました。
お散歩の車いすは、まず15歳からどことなく歩くバランスが不安定に感じるときがあり、私たちも敏感になっていたので、ミスターDが「KRKB-M1」を開発!
(ケーアールケービーエムワン=小型老犬介助バンド・ミニちゃんONE)
ミスターDのマフラーに穴をあけ、足を通すゴムをつけて装着。軽く引き上げながら歩かせるというものですが、これがナイスな代物で、一時期本気で商品化を考えていたほどです。
ミニ太もご機嫌さんでスイスイ歩いていましたが、18歳の後半になると引き上げる力とミニ太の重心のバランスが取りにくくなり、車いすに移行することにしました。
車椅子は大阪の「スリーピー」さんに作っていただきました。丁寧かつ明るく対応いただいて、悲壮感の塊だった私は希望と元気をいただきました。
(ちなみにそれぞれの家庭の様々な対処法を見てこられた中で「KRKB-M1が最も良い!」とお褒めの言葉をいただいたのも付け加えておきます。)
車椅子は身体全体を預けることが出来るので、ミニ太も楽そうでした。後ろの脚力が低下するにつれ前足で漕ぐようになったのですが、歩きたいという気持ちが全身から表れていて、本当に最後まで一生懸命な姿に生きる姿を教えてもらいました。(あ・・・涙が)
後年の問題は前十字靭帯断裂に至った体重オーバーが出発点でした。もっと意識を高く持っていたら、おやつの量も可愛さにほだされず自分を律することが出来ていたらと悔まれて仕方ありません。
犬の日によせて、ミニ太へ
ごめんね・・・
そして私たちのところに来てくれた奇跡と全てのことに心からありがとう
パワー! 2度目の奈良トリップ
奈良と歴史にハマり気味のミスターDと、2度目の奈良トリップ。今回は薬師寺・唐招提寺のコースです。
まずは薬師寺です。
訪れたのは6月、蓮の花が咲き始める時期でした。仏教では極楽浄土に咲く花とされ、仏具の模様によく描かれるのだそうです。
どこか控え目で儚げながらも凛とした姿に仏具のイメージも相まって、見透かされているような、お利口さんにしなければピシッと叱られそうな気がして、これまで蓮の花を近くで見ることはありませんでした。
昨年たまたまYouTubeで「蓮の花の修行」という動画を見ました。確か斎藤ひとりさんの講演だと思います。蓮の花は泥の中からすっくと芽を伸ばし、まったく汚れのない茎にきれいな花を咲かせる。「どんなに世の中や自分が置かれた状況が泥のようであっても、不平不満などに染まることなくきれいな花を咲かせるんだよ、蓮の花の修行だよ」というもので、深く胸に刺さりました。
そんなこともあって、喜んで観察。思いもよらずちょうどのシーズンでたくさん見ることが出来て感激しました。
蓮の花や悠久の歴史ある伽藍(がらん)を眺めつつ広い境内を歩いていると、大きなものに包まれている感じがして、心が安らぐというか全てがありがたいなぁという気持ちになりました。
玄奘三蔵院伽藍には玄奘三蔵(”三蔵法師”)のご頂骨(頭部の遺骨)が納められています。三蔵法師といえば西遊記。これは『大唐西域記』を基にしたフィクションだそうですが、玄奘三蔵は実在の僧で、日本で多く読まれている般若心経は玄奘三蔵の翻訳であると初めて知りました。
続いてはバスに乗って唐招提寺へ。
唐招提寺は鑑真大和上が戒律を学ぶ人たちのために開いた修行の道場。世界遺産です。
写真に収めることはできませんが、盧舎那仏座像や薬師如来立像、弥勒如来坐像、鑑真和上座像などの国宝や重要文化財もたくさんあり、見ごたえたっぷりです。
平日とあって人が少なく、ゆっくり堪能することができました。
入り口でせんとくんと記念撮影をして屋上の展望台へ。
再びバスにのり正倉院へ。なんと公開は午後3時までで参観できず、広い敷地をのんびり歩きました。
奈良はひとつひとつのスポットが広大で緑が多く静か、時間がゆっくり流れているように感じます。
同じ古都でも京都と違った味わいです。
次回は法隆寺方面に行く予定。予習しなくっちゃ。
薬師寺中門の二天王像のひとつ。このポーズは・・・!
パワー!(なかやまきんに君風)
出産おめでとう
7月末の話しですが、生まれて2ヶ月の赤ちゃんに会いに行きました。
ママとは前職で知り合って10年来のお付き合い。前向きで活動的、ハートがあったかくてトークも最高。そしておしゃれさん。金平糖のようなパステルカラーのフレークが常に降り注いでいるようで「キラキラM子ちゃん」とよんでいます。
M子ちゃんは「人生は一度しかないから」と、常に全力投球!とことん楽しむ姿を見ていると、それだけで元気をもらいます。私より一回り年下なのですが、これまで教えられることもたくさんありました。
例えば私は人好きな割に気疲れが激しい方で、行動範囲が狭くなりがち。本当はM子ちゃんのようにもっともっとたくさんの人と気軽に時間を過ごしたい。いいな、体力もあるしいつも自然体で居られて。と思っていたところ、ある日、
「人に会うということは、その人の時間を頂いているということ。だから気持ちよく過ごしてもらえるようにスイッチ入れて行くの」と言ったことがありました。
めちゃめちゃリラックスしてエンジョイしているけど、こんな心持ちでいるのか。そりゃぁ、”良い気”があふれるよなぁ。と、今でも良い刺激として思い出されます。
またM子ちゃんはキラキラオーラでどうしても目立ってしまい、やっかみを受けることも多々ありました。その際は
「こんなことがあって凹んだ。辛かった。でも分かったのよー。あぁそうか、自分はこんなことを人にしなければいいんだって。ただそれだけ」と。
もう7~8年前のハナシかなぁ。
当時の私はマイナスな出来事があると、嘆くか自分を卑下する方に走るか、文句をたんまり言うしかないと思っていたので、これもまた大きな学びのエピソードです。
出会えて、お付き合いも続いて、本当にありがたく思っています。
ありがとう!M子ちゃん!٩꒰ ˘ ³˘꒱۶~♡
さてお友達の多いM子ちゃん。出産祝いもたくさんもらっているに違いない。
最初は欲しいものを聞こうと思ったのですが、どうしてもびっくりして喜ぶ顔が見たくて、めちゃめちゃリサーチしました。
そして選んだのはこちら。
ノースフェイス ホームスライス
1歳のお祝いで購入される方が多いようです。確かに赤ちゃんには大きすぎますよね。
だからこそ絶対被らないだろうし、アウトドアな夫婦でそのうち出番も多いはず。
無地に熊や魚のワッペンがついたシンプルタイプと迷いましたが、お店の方に「大きくなるとシンプルタイプになる。自分の子どもにはシンプルタイプを買ったが、カラフルな柄は小さい内だけでこっちでも良かったなと思う」と聞いて決めました。
そして当日。
M子ちゃんは目をまぁるくして大喜びしてくれました。
「すごい!嬉しい!ぎんこさん、このアイデアはどこから来たの?」
たくさんのお祝いをもらっている人から言われると、思わず心の中でガッツポーズ😎✨
ご主人様も「これは良い!!」と笑顔。「半年後には山デビューしようと思っていたから、すぐ使えるなぁ」と。
良かったー☺️
独身サイコー!と謳歌していたM子ちゃんが40歳手前で婚活を始めて、るんるんな様子も不安で疲れ切った姿も見てきました。結局、大学時代の友人とご縁があり、結婚から出産まではあっという間。ひとつひとつ全力で向き合いクリアしていくタフさに私もガンバロとパワーをもらいます。
Gくん、どうぞパパやママのように元気いっぱいに育ってね。
"A mother’s arms are made of tenderness and children sleep soundly in them."
—Victor Hugo
立ち寄り散歩 納涼夕涼み
文豪・谷崎潤一郎と小説「細雪」。はるか昔、教科書で見た記憶。
Twitterで『椅松庵で納涼夕涼み』とあり興味が湧いて詳細を見ると、椅松庵とは細雪の舞台にもなった谷崎潤一郎の居宅で、限定2日間、庭園のライトアップが開催されるとの事。
そもそも谷崎潤一郎が神戸にゆかりがある事すら知りませんでした。西宮市から神戸市東灘区住吉の範囲で、戦争での疎開を挟んで足掛け21年の間に13回転居し、最も長く住んだのが「椅松庵」なのだそうです。
通常は土日のみ16:00までの公開ですが、このイベントは平日、しかも19:00まで。交通機関は変われど通勤ルート上にあり、仕事帰りに立ち寄る事にしました。
入ってみると、純和風の外観から思いもよらないモダンな空間に驚きました。
神戸市のHPや新聞に「浴衣でどうぞ」とあったようで、浴衣姿の方がちらほら。
当日は強烈に蒸し暑い日で、駅から徒歩3分という近さでも到着した時には汗だくでした。ところが室内は窓から風がすーっと通り抜けて涼しい。エアコンは元女中室の事務所のみですから、外からの自然の風というのに不思議と湿気を感じません。何故なんだろう・・
2階を見終わった頃に突然、豪雨になりました。夕暮れ時の雨というのもまた、情緒が加わってよろしい。
雨雲レーダーでは10分程でやむ様子、これは現代の便利機能ですね。
台所や五右衛門風呂、谷崎文学の紹介や展示など他にも見どころはたくさんあるのですが、写真を撮りそびれました。
谷崎作品は作品世界と現実生活が密接な関わりがあるとされ、ならば「細雪」を少しでも読んで行こうと図書館で入手しましたが読了は間に合わず😗
上巻の1/4ほどしか読んでいませんが、それでも館内では随所に作品を感じることが出来て染みるものがありました。
このイベントは1年に1度、開催されているそうです。慌ただしい現代からちょっと逃避行。お近くの方は是非!
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椅松庵(いしょうあん)
住所:神戸市東灘区住吉東町1丁目6番50号
交通:JR住吉駅より南東へ900m徒歩約12分
六甲ライナー魚崎駅より北へ徒歩約2分
開館:午前10時~午後4時/土日(年始年末除く)
料金:無料
納涼夕涼み
例年8月、平日2日間、午後4時~午後7時
お問い合わせ
神戸市都市局市街地整備部業務課
☎078-595-6751
手紙
時々実家から荷物が届きます。メインは父の友人に分けて頂く豚肉。特別な飼育法で流通していません。その他に長年愛用しているお出汁、何故だかマーマレードジャムと高野豆腐が定番で、その時々に新聞の切り抜きや私サイズOKの通販雑誌、たまには小顔バンド(笑)など面白いものも入っています。あ!ぎんこに送ろう!と、50をとうに過ぎた娘に切り抜いたり取っておこうとする姿が目に浮かんで、心がじんわりします。
いつも送る前に受け取り可能日の確認電話があります。今回も「日曜日は在宅だよ」としっかり伝えていたのに、翌日にまた電話がありました。父からで、何やら声を潜めて「手紙入れてるから。一番上に置いているから最初に読んで」とだけ言って切ってしまいました。最近、母が認知症の症状でぼーっとしていると聞くし、心配性できっちりしている父はさぞかし疲れているだろうと想像に難くなく、思わせぶりな電話に心配と不安が押し寄せました。
そして今日、荷物が届きドキドキしながら手紙を開くと、見慣れた父の文字とズボンの絵が目に飛び込んできました。あれ?シリアスな内容ではないかも?!と直感し、やや拍子抜けしつつ読み進めると・・・
サイズが合うズボンがなく困っている。探してほしい。というものでした。
良かったよー、そんなのお安い御用だよー!
父は恰幅が良くまずサイズが無い。加えてポケットの数やフタ(ファスナーが良いとか、ボタンが良いとか)と言った機能の好みもあり全てを満たすものを見つけるのは至難の業。かつて母は今日こそは!と張り切って買いに行っていました。洋裁はプロ級ですので、何とか探し出したものを裾のお直しだけでなくウエスト出しや袖の長さの調整、隠しポケットを付けたり、ウエストを一部ゴムにしたりと手をかけて父を喜ばせていたものです。感心しきりで母も得意げでしたが、もはややる気がなく買いに行こうとすらしないそう。ちょっと寂しいな。
父は筋肉が落ちたのか、以前より小さくなりました。今はネットで情報収集も出来ますし、サイズ的には探しやすそうです。母のようには出来ませんが、裾のお直しくらいは出来るかな。
手紙には、梅干し仕事のことも書かれていました。
「土用干しは昨金曜日に終わりました。早朝、少し涼しいときに梅を一個一個裏返して3日間。このときは少し気分転換にもなりました。又、ビンに戻してしそと共に漬け、1~2年ののち、どんなになるのか楽しみです。」
母に変わってあれこれ立ち回る父の姿が目に浮かび、涙腺が少しゆるんでしまいました。
The good old days are now.
- Tom Clancy
アメリカの小説家。
『レッド・オクトーバーを追え』(父が一時ハマってたなー)
愉快な小ネタ集 鳩サブレー
職場で席がお隣のK氏は、とにかく小ネタの引出が多い人。先日お客様の手土産で鳩サブレーを頂いたらスイッチが入ったらしく
私の背中(肩の後ろ側)をポンと叩いて
⇒ やや悲しげに「にやぁ・・」
私の肩先をポンと叩いて
⇒ 怒り気味に「うりゃぁー なにすんねん!」
私の肩の前側をポンと叩いて
⇒ 真顔で「ぽっぽろ」
なんですか?それは?と聞くと
「猫背で”にゃぁ・・”(と首をうなだれる)、 いかり肩で”うりゃぁー、なにすんねん!”(と肩を回して腕を払う)、ハト胸で”ぽっぽろ”(と顔はまっすぐを保ち表情を消す)。これを叩かれた場所に応じてどれだけ早く返せるかの勝負や」なのだそうです。笑笑
「ハト胸の場所はセクハラって言われるから触られへんけどな」も忘れずに付け加え。笑
”ハト”がスイッチでしたか。🤣
こういった小ネタがたくさんあるのです。しかもK氏だけではありません。圧倒的に量産するのはK氏ですが、ほぼ全員、独自キャラがあって本当に楽しい方々です。
前職までドライな外資という環境にいたこともあって、最初は心底驚きました。だけど妙に癒されるというか喜んでノッテしまう私。
周りの人には「ぎんこさんが(優しくも)笑ってあげるから、K氏が調子に乗る。ぎんこさんの笑いのハードルは低すぎる」とご指摘を受けるのですが、いやいやあなた達もたいがい面白いですよ、と反論しています。
転職当初はあまりのカルチャーショックに慣れることが出来ず、「何の因果で・・・」と思っていましたが、どこかで就職先というご縁は自分が選んでいるように見えて実は呼ばれている、と聞いたのを思い出しました。
今のあなたにちょうどいい。だから「ショーもない会社」と思うなら、そんな風に思う所で文句を言うあなたも「しょーもない」んだよね、と。
勿論企業ですから求められるものはありますが、外資によくある"Up or Out"- ひたすら上を目指すキャリア志向は私とは違う路線なのだね、こうやって笑える今の会社はありがたい。
この歳で呼んでくださってありがとう。
ベストを尽くして奉公させて頂きます。
How long will you wait for the right time to come? The right time is now and the right place is here.
- Dada Vaswani
🐶のんびり見張り番
何かを教えてくれる1日
只今、15:00。
職場近くのレストランで遅いランチタイムです。
今日は朝からモヤモヤする事がありました。
出社直ぐ、4日振りに顔を合わせた同僚に「久しぶりー」と声を掛けたら引かれました🙄 ハテ?
20歳ほど歳下の彼女。時々こんな思わぬ反応があり戸惑うことがあります。
そして私が着ている服をつまんで裏にめくり「コレ、この間お店で見て“どうなん?”って思ったのに似てる」と。そして上から下までジローっと確認。
ちょっと、ちょっと!
今朝は昨日までと打って変わっての暑さで、シアー素材のボワンとしたトップスです。「これ以上無いという薄着にしてみたー」と笑顔で返したけど、久々に傷つきました。
そそくさと席に着き、ランチで席を立つまで身体を小さくしてトイレにも行かない自分に客観的に驚く私。
なんだ?この身の置き所のない感覚は?
仕事をしながら頭の隅で感情の根っこを辿ると、久しぶりの傷つく感覚に動揺している事と、瞬時に「評価された」「笑われた」と捉えて大きく揺さぶられる自分がいる事に気がつきました。
そもそも彼女の“どうなん?”は、良いも悪いも含んでいなかったかもしれません。
勝手に私が解釈と感情を乗せただけ。
まぁ、そこにはそう感じさせる相手の表情や声のトーンがあるわけですが。
それでも動揺しすぎ、何時間も引きずりすぎよね。
彼女に腹は立ちません。それよりも自分の動揺が激しすぎて何だろうと思うのです。
ここからは帰宅後です。
実はレストランでは入店ブザーを何度押しても一向に店員さんが来ない。遅いランチだからと単品を頼んだつもりがランチセットが来た(私のオーダーミス)。急いで帰りたかったのに、クレジットカードリーダーがなかなか反応せずやり直しになった。と、小さなつまづきが重なりました。
なにかと引っかかる1日だったわ、とソファに腰を落とし図書館から借りた本を何気にめくると、ある1ページに目が止まりました。
『「おしゃれな人」と「おしゃれに見られたい人」には大きな差がある』
美容ジャーナリスト松本千登世さんのエッセイで、何を着たら良いのか分からなくなった時期に聞いた言葉にハッとしたというもの。
「おしゃれな人」は着ている服を忘れさせるほどにその人に目がいく、つまり「おしゃれ」イコール「その人らしさが際立つ」こと。ひょっとして「おしゃれに見られたい」のが基準となり迷子になっていたのかも。心地よさから自然と背筋がのびるような自分の定番を手に入れようと、また一からファッションにときめいている、とあります。
なんだか私も。。。ファッションセンスがあると言えず、それは置いておくとして。今日の激しい動揺に、改めて自分の中にある「他人軸」を自覚したのでした。
You are you. Now, isn’t that pleasant?
- Dr. Seuss
🐶わぁ、こんな景色なんだね。もうボク、胸いっぱい